2008年9月30日火曜日

BS朝日 - BBC地球伝説 ソドムとゴモラ……& ニューヨーク

今晩のテレビで面白かったもの:
BS朝日 - BBC地球伝説: "古代の黙示録:ソドムとゴモラ 旧約聖書の「創世記」に記されたソドムとゴモラという2つの町の住民たちは、神の逆鱗に触れ、ある日突然、町ごとすべて消えうせてしまった。この物語の舞台である死海に、地質学者のグレアム・ハリス、考古学者のジョナサン・タブ、そしてハル大学教授のリン・フロスティックの3人が集結した。3人はあらゆる調査と研究を重ね、「聖書に記された"ソドムとゴモラの滅亡"は、死海周辺に起こった大地震とそれに続いた地すべりを元に作られた話である」というグレアムの仮説を、証明しようと試みる。聖書に描かれた神の怒りが、実際の大惨事をモデルにして描かれたものなのかどうかを解明する。"

科学者はすごい。紀元前2300年前の出来事を正確に書いていた聖書もすごい。ニューヨーク市場も考古学史に残るのか。

今回の世界株式市場の大暴落も同じような「大災難」。昨日一日だけで、株式市場では100兆円ものお金が消えてなくなったという。長年401年金なんかを積み立ててきた勤労者は、なんにも悪いことはしていないのに老後の蓄えをなくし、大打撃だろう。市場経済を恨みたくなる気持ちは分からなくもない。

こういうことは昔もあったのだろうか。あったみたい。聖書のヨブ記だ。ヨブは信心深い正しい人。悪いことは一切しない。なのに家族とすべての財産と自分の健康を失い、絶望の中で神様は不公平だと恨む。それを聞いた神様は「俺のやることにガタガタ文句を言うとはケシカラン」とご立腹される。ヨブは大いに後悔して反省し、許される。

市場経済もそんなものだ。人類の歴史はバブルと恐慌の繰り返し。秩序なんかなんにもない。それを人間が人為的にコントロールできるなど考える方が不遜なのである。共和党議員の多くがブッシュの金融安定化法案に反対票を投じた。きっと信心深い人たちなのだろう。

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